こんなに安いのか
ヤマダは会社勤めだったころ、一時期のあいだ社長秘書のような仕事に就いていたことがあります。
秘書っていうとちょっと綺麗な女性がスケジュール管理をしたりオヤジトークを巧みにあしらったりしている絵を思い浮かべる人が多いと思いますが、そっちはそっちで、ちゃんと美人でバイリンガルでエグゼクティブの中年男性を気分良く仕事させる能力に長けた敏腕秘書がいて、ヤマダはそれ以外の、主にオフィス外で行われる社長の仕事の地ならし的な業務に従事していました。まぁ平たく言えば雑用係ですね。会食のセッティングや打ち合わせ、オートバイで重要書類を大急ぎで配達、かなり怪しい領収書にもっともらしい使途を考え、社長の愛人にカルティエを届け、お気に入りのホステスに花束を手配する。24歳の若者がこなすにはいささかヘビーな仕事だったような気がします。
そんな雑多な仕事の中には社長の名刺の発注もありました。昔ながらの印刷所で上質紙を使っていたとはいえ、当時の名刺はそれなりの金額がしたような記憶があります。
インターネット注文の普及やデフレの影響なのでしょうね。「白黒片面印刷100枚で380円!」なんて、いったいどこをどうやったら可能になるのか理解できません。
今までお店の名刺はヤマダがデザインしてそのままプリンタで印刷していたのですが、単調な作業の繰り返しにひたすら耐えるドメスティックなプリントと、ネットでハイクオリティのプリントを発注するのとでは、今やそれほどコストに違いがないことにヤマダ気がついてしまいました。遅い?
ちょうどヤマダの名刺が切れたところだったので「片面カラー片面白黒100枚で890円!」というのを試しに発注してみました。紙もなかなか良さそうです。良い出来であれば順次切り替えていこうと思っています。
by crabclub
| 2011-10-14 16:23
| 仕事